ベンチャーネットRPA:ロボット8割経営ブログ

これから企業が人に依存せず生産性向上を実現し、プロジェクトメンバーの所得を増やす経営手法

不滅の大原則:生物のrK戦略 を知ろう!

ビジネスをしていくうえで、大事なこと。

それは、テクニックより、原理原則を知るということです。

起業して、なにかしら始めるにあたり、最初はだれでもその市場において弱者です。(基本、最後までずっと弱者です)

その弱者として知っておくべきルールがあります。

それは、rK戦略です。今までは、ランチェスター戦略をメインに考えていたのですが、ちゃんとした方程式があることをこの前学びましたので、多少知ったかになってしましますが、共有しておきます。

 

r-K 戦略とはなんぞや?

 

r-K 戦略 (r/K selection theory)

物種が繁殖するときに取られる戦略のこと。子供をできるだけ多く残す r 戦略と適応能力の強い子供を確実に残す K 戦略があります。人間は、K側ですね。特に先進国は。逆に、カマキリとかはr側ですね。なんで、人間とカマキリを比較したことには、何の意図もありません。。

個体群の成長速度はロジスティック式(下記参照)によって説明されますが、数学苦手な人は結論だけわかっていればいいので別に理解しなくて大丈夫です。ある個体が残す子供の数はほぼ同じであり、その増加率を r とする。また、利用できる資源や環境は有限であるため、その環境収容力を K とする。このとき、個体群の成長速度は次のように計算されます。(N は全個体数)

生物用語(生態学)

この式に基いて、r 戦略と K 戦略は以下のように説明される。

r戦略とは、増加率 r を大きくする戦略である。

 

環境の変化が激しい場所に生息する生物種が取る戦略である。これをビジネスにあてはめますと、我々中小ベンチャー企業がいるこの不安定でかつ、環境変化が激しい市場こそこのr戦略が生きてくるのです。環境変化によって大部分の個体が死滅しても、生き残ったわずかの個体で、再び繁殖し子孫を残すことができるという生物のr戦略こそ、うちらが従うべき戦略です。

K戦略とは、環境収容力Kに関した戦略である。

 

その環境収容力において、競争力の強い子供を確実に残そうとする戦略である。大企業が子会社、関係会社を生み出してきた右肩上がりに向いている戦略だと思います。垂直統合がうまくいった時代ですね。この前提は、環境の変動が少なくかつ、安定している場所であることです。インターネットの誕生以来、高速化する世界において、そのような場所はもう限りなくなくなってきています。他業種参入も相次ぎ、国境も飛び越えてくる中、このK戦略はほぼ不可能ではないでしょうか。K戦略は安定な環境において、生態的同位種が生息空間や餌などを奪い合うようになり、種間競争が強くなることが前提です。K 戦略では、このような前提の中、競争能力の高い子供を確実に残そうとする戦略ですが、前提が崩れているように見えます。大きな視点で見ればAmazon vs Google みたいなものでしょう。

これをもっとさらにわかりやすく簡単に書き直してみます。

企業の売上の増加率≒生物の個体の増加率 =

rN (1-N/K )

 r :増加率   N:個体数   K:環境収容量

このような計算式になるので、

N/K が1以上になってしまったら、増加率はマイナスになってしまいます。ある程度、人間が爆発的に増えて、その後先進国となり、子供の減少につながるのもこの計算式で説明がつくと思います。これが、N/K が1以上、ここが市場の限界ということになるのである。

最近話題の仮想通貨の新規取引所の参入数をみるに、これまた、すでに市場の限界超えているように見えます。今後ウォッチしていきたいと思います。

で、最後まとめますと、起業とかを考えた場合、まず大きな市場を見る必要はありません。見るべきは市場が不安定であることとN/K が1以上になっているかどうかです。

そこで、数値目安は、1000人市場です。

1000人市場には、市場が小さくて大企業は入ってこないし、あまりおいしくないので、中堅の強い企業が入ってくることも少ない。

そのため、まずはここの市場でのNo1を狙いましょう。

その規模の確認は、キーワードプランナーでも十分です。

自分が生存できるニッチ市場。ここに目を向けましょう。

ここを取るには、どうすべきか。だれもいないということはあり得ません。

だれかしら競合がいるはずです。そことぶつかるにあたり

基本戦略は、No1の競合といきなり正面でぶつからずにずらし続けて、ちからをつけて、来るべきXデイに備えることです。

r戦略を徹底すること。
弱者の戦いには創意工夫です。複雑な状況に持ち込めば持ち込むほど弱者に有利になります。

これを知っていれば、シンプルでスケールしやすい という上場モデルと自分の戦略の違いが見えてくると思います。

上場狙いでない場合、まずは、生き残ることを考えましょう。

 

 

最後にまとめますと、起業、新規事業立ち上げは
r戦略です。

これすなわち、増加率優先の多産多死の戦略です。

たくさんサイトを作り、LPを用意して、ガンガン市場に投げつけましょう。その結果を見て判断すればよいのです。大切に1つのサイト、1つのLPにこだわるのは無駄です。どうせ当たりません。

r戦略はスピード重視です。成長することで早く子を産み繁殖率を高めましょう。また、r戦略は多様性重視で変化に対応できるので、今の時代に最適ですよね。

r戦略をとる種の個体の寿命は短いです。まあ、ウェブサービスの成長も、大体3年ですよね。そのため、成功した個体が長生きするよりも、多様な性質を持つ卵や種子を作って世代交代を早める方が、デジタル時代には向いているわけです。我々は常に新たな環境への適応して生き残っていく必要があるのですから。

この結果が、有名なスティーブジョブスのスピーチの一節につながると思っています。


「点と点をつなげる」 ために大切にしている3つのこと

点と点をつなげることに対して、スピーチでジョブズは次のように言っています。

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.

(引用: 「ハングリーであれ。愚か者であれ」  ジョブズ氏スピーチ全訳|日本経済新聞)

見たことがない人は、ぜひ見てみてください。

Youtube:

www.youtube.com

 

 

次回は、r戦略の戦術のステップに関して、ランチェスター戦略が使えるので、こちらベースに記事を書きます!(予定)